親はなくとも、子は育つ。

今日は最近通っている歯科医で、四度目になる「親知らず」の抜歯をしました。

いまだに麻酔が効いていて、瓶のドリンクを無理やり飲んだら、口の左端からダラダラ流れ出てしまいました。面白い感覚です。

口の右端は感覚があるものだから、瓶をくわえているのが分かるのに、左はなにも感じない。当たり前なのですが、「飲み口が欠けた瓶」で飲んでいるような感覚になります。これを歯科医の先生に言ったら完全に怒られるでしょう。手術後、小一時間も経っていないのに、実にアグレッシヴな試みをしているわけですから。

この「親知らず」の抜歯、生涯で四度目になります(四方から生えたらおしまい)。過去数回に分けて抜歯をしてきましたが、抜く度に、生えてこないことを祈るのですが、しばし経つと再び新たな場所から生えてくるわけです。親はなくとも子は育つとはよく言ったものですね。たくましいことこの上ない。

親知らずを発見したら、覚悟を決めて歯科医に赴き、麻酔をして、アゴを抑えつけられ、メキメキと骨が軋む音がダイレクトに耳に飛び込んでくるなか治療に身を委ねる。これはなかなかワイルドな体験なわけで、結構な期間体験せずにいるとその都度、新鮮に驚くことになります。

しかし、それも今日で最後。四方全部を抜いてしまった私は、もうこのような体験をすることはありません。いままでにも、大きな怪我も入院もしたことがない私にとって、いかにも「病院ぽい」体験は貴重であり、ほんの少し心躍るものでした。親知らず、どうもありがとう。

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